FXで損切りができないただひとつの理由。それは○○不足です。
利益を出すことより、まずは損失を減らすことに注力しよう!
前回は損切のメカニズムや重要性について書いてみました。
今回は実際の損切練習方法について書いていきたいと思います。
実はほとんどの人が「利益を出すこと」の方にだけ意識が向いていて、「損失を減らすこと」にあまり気が回っていないんです。でも、「損失を減らすこと」は、「利益を出すこと」と同じぐらい大切なポイントなんです。
株取引で有名なあのテスタさんもこう言っています。
「負けなければおのずと勝ちとなる」
たとえば、サッカーみたいなスポーツで考えればわかりやすいです。点を取ることだけじゃなくて、相手に点を取られないよう守ることも大切ですよね?トレードも同じです。大きな損失を避けることで、次のチャンスを逃さずに済むんです。
でも、「損切りができないんだよな…」って思ったら、ぜひ練習してみましょう。
損切りができないなら練習しよう!
そもそもあなただけでなく、大半の人は損切りが苦手です。そりゃあ損したくないんですから当たり前ですよね。
誰だって最初からうまく損切りできるわけじゃないし、ほとんどの人が損切できないでいるという現状を考えれば、「スムーズに損切ができる」というだけでほかの人より優位に立つことができます。
大丈夫。できないなら練習すればいいんです。
自分の弱点を知り、改善していくことこそが、成功への大事な一歩。この記事では、機械的に損切りのスキルを向上させる方法を紹介していきます。
ぜひやってみてください。
損切りの具体的練習方法をわかりやすく解説します!
FXの損切りスキルを向上させるための効果的な練習方法を紹介します。
まずは準備です。
練習で使用する時間足は5分足
実際のトレードでは好みによって、異なる時間足を使用するかもしれませんが、今回は練習なので5分足を使用します。
使用する通貨ペアはドル円、ユーロ円などの主要なクロス円
これも、実際にはポンドやオーストラリアドルなどを取引する人もいるかもしれませんが気にしないでください。これはあくまで練習です。
・デモ口座ではなくリアル口座で行う
・1000通貨単位で取引
まず言っておきたいのは、これは「損をする練習」です。
それはつまり、損をする時の心の痛みに慣れるということです。
ですからあえて積極的に損をしていきます。10円でも100円でもいいので、実際の損失を経験しなくてはいけません。そういうわけでデモではダメです。リアル口座で行いましょう。
とはいえ、金額的な損失を被るわけですからそれは少ないに越したことはありません。
練習をするだけなのにバカみたいにでかい金額を使う必要はありません。そういうことで取引単位は1000通貨単位で十分です。
実際に損切り練習をやっていこう!
さて準備は整いました。
では実際に損切り練習をしていきます。
まず事前に損切ラインを定量的に決めておきます。例えば、5pipsマイナスで切る、とかそんな感じです。また、保有時間の上限も設定しましょう。ここでは仮に10分とします。
つまりこういう感じです。
1.ドル円、ユーロ円などメジャーな通貨ペアを選択
2.1000通貨単位でエントリー
3.-5pipsになるか、10分経過したら決済する
4.以下繰り返し
ただこれだけです。簡単でしょう?
エントリーのタイミングすら考える必要はありません。
おそらくこのやり方だと多分ほとんどのエントリーで損失となると思います。
でもいいんです。なんせ、損をする練習なんですから。
好きなタイミングでエントリーしてください。
これにより、感情的な影響を受けながらも、いずれは計画通りの損切りを行うことができるようになります。
最初のうちはたとえ50円といえども「何か悔しいなー腹立つなー」という気持ちが起こります。
自分のお金が減るわけですから当然です。
でも何度も何度も繰り返していくうちに何と言うか、損切に対して本当に何にも感じなくなってくるんです。
ただの「作業」っていう感覚になってきます。
それはつまり、「5pipsの損切を無感情に作業として行う」という「技術」が身についたことを意味します。
それこそがこの練習の目的です。
損切とは練習すればできるようになる「技術」なんです。
最初は難しいかもしれませんが、継続して練習することで徐々にできるようになります。
FXで成功するためには、感情に流されずに冷静に損切りができることが不可欠です。この練習を通じて、自信をつけてトレードに臨み、次のチャンスを逃さないためのスキルを身につけましょう。