FXコラム
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FXで損切りできない悩みに対する対処法

jackj527
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FXの損切りについて考えてみる

FXの短期トレードにおいて、損切は不可欠な要素です。相場は予測困難である以上、残念ながら損失を被ることは避けられません。しかし、損切の目的は損失の最小化です。素早く損切ることで、大きな損失を抑え、次のチャンスに再びチャレンジすることが可能となります。あなたが損しようと得しようと、相場はずっと続いていくのです。

なぜ多くの人は損切できないのか

多くの人がFXのトレードで損切ができない理由には、心理的な要因が深く関与しています。いわゆる「プロスペクト理論」というものです。少しでも投資に興味のある人は聞いたことがあるかもしれませんね。プロスペクト理論は、行動経済学の分野で提唱された概念で、人々が損失と利益を評価する際の心理的な傾向を説明する理論です。

あんまり深追いしてもアレなんで、より詳しく知りたい方はググってみてください。

この理論によると、私たちは損失を避けることを好みます。たとえば、同じ額の利益よりも損失を受けるのが嫌なんです。

この考え方が、トレードで損切が難しい理由につながってきます。私たちは失敗や損失を避けようとするため、損失が出そうなトレードをするのが怖くて、ついつい損切りをしないでポジションを持ち続けてしまうのです。

一見難しく聞こえるかもしれませんが、まあ簡単に言うと、「損をしたくない!」→「今は含み損の状態」→「まだ確定損じゃないもんっ!」→「オレは損なんかしない!(損する自分を認めたくない)」→「含み損のまま持ち続ける」→「含み損どんどんでかくなる」→「どうしよう・・・(さらに損切できなくなる)」→「まだ含み損の状態」→「まだ確定損じゃないもんっ!」・・・以下無限ループ。

ということです。

じゃあどうすれば損切できるようになるの?

この実にうっとうしい無限ループから抜け出すにはどうすればいいか。

まずひとつは損切の目的をはっきりさせることです。

例えば人によっては「損切なんかしなくていい」という人もいます。

たしかに投資スタイルや投資対象などの違いによっては、簡単に損切をしないほうがいいという考え方も成り立ちますし、実際にその方が投資成績もよくなるという事例もあると思います。しかし我々がやっていること、やろうとしているのはあくまでも「FX」です。しかも短期トレードです。要するにレバレッジをかけて、少ない資金を大きく運用する代わりに、ポジションを保有する時間を短くしてリスクを限定しようとするやり方なんです。このやり方の中では、「損切をしない」というスタンスを取ることはできません。それはイチかバチかで勝負するただのギャンブルになってしまいます。ギャンブルに失敗したらそれはもう「ハイ終了ーー」です。終わりです。このように考えていくと損切の目的が見えてきます。

なぜ損切りが必要なのか

FXにおける損切の目的、それは

「FXをするため」です。

さらに言うなら

「FXを続けていくため」です。

確かに損切によって資金は減ります。

しかし、その損切によってどの程度の資金が減るかはあなた次第です。

1回の損失があまりに大きすぎると、次にチャンスが来たとき、もうそこに参加するだけの十分な資金が残っていない、ということになります。さらに感情的にもプレッシャーがかかり、今までなら利益を出せていたようなトレードも、恐怖心からできなくなる恐れがあります。

これこそがFXで損切しなければいけない理由なんです。

もしあなたが、「もう今後FXはしない」「投資はやめる」「今口座にある資金は全部なくなってもいい」というのなら損切せずにワンチャン逆転を待つ、という手法もいいでしょう。実際FXでは逆行してもまた戻ってくることは多々ありますからね。

でも、「いつかはFXで成功したい」「うまくなりたい」「「勝つ」のではなく「勝ち続けたい」」と思っているのなら、損切は必須です。損切なんかしなくていい、と言う人の声に耳を傾けてはいけません。

今日あなたが行う損切は、ほかの誰のためでもなく「明日のあなた」のためなのです。

今回は損切できないメカニズムと、損切の重要性について書いてみました。

次回は、具体的な損切の練習方法について書いていきますねー。

ABOUT ME
FXトカゲ
FXトカゲ
社畜/FX大好きマン
なんの取り柄もない40代社畜。ブラック企業に勤めるかたわら、興味本位でFXを始める。一攫千金を狙って大損をぶっこいた後、なるべくリスクを抑えてコツコツやっていくスタイルへ。危ないときはトカゲがシッポを切るみたいに、逃げ足の早いトレードをモットーとしています。
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