チャートを見てても実は見えていない?ローソク足をじっくり見てみよう。
いやぁ、チャートっていいですよね・・・(遠い目で)。
見てて飽きないし、なんか癒されるっていうか。
時々、僕からお金を分捕っていくところなんか、まるでわがままな年下彼女って感じですよエヘ。
コノヤロゥ〜可愛くって仕方ないぜーあははあはは
突然気持ち悪い書き出しですみません。
突然ですが皆さんは毎日チャートって見てますか?
僕は見ています。
仕事が終わって諸々の用事を済ませ、チャートを見るのがもう日課というか、ルーティーンみたいな感じです。
ローソク足を見てみよう
今回のテーマは「ローソク足を見てみよう」です。
「は?毎日みてるわ!!」
ちょちょ、ちょっと待ってください(汗)
今回僕が言いたいのは
「いつも見てるより、もう1段注意深く見よう」
ってことです。
それは
- こういうローソク足の組み合わせが出ると、こうなりやすい
- こういう時にこういうローソク足が出たら注意!
とかそういうことです。
ローソク足の組み合わせは「プライスアクション」とも呼ばれていて、20パターンくらいあります。
めちゃめちゃ多いです・・・。
もちろん全部知ってるにこしたことはないんです。
でも僕の経験だと、最初はその中の数パターンを知るだけで十分だと思います。
プライスアクションを全部覚えなくていい
今回は、色々ある中でこういうローソク足のパターンを知っていれば十分だよ、というものに絞ってご紹介します。
とてもシンプルです。
逆に「え?本当にこれだけでいいの?」と心配されるかもしれません(笑)。
大丈夫です。
最初のうちは色々覚えすぎても判断に迷うだけですし、シンプルであるがゆえに機能しやすいんです。わかりやすいパターンということは、他のトレーダーもそれを意識します。
そしてみんなが意識した結果として、思った通りに機能しやすいんです。
しかも、みなさんがもしご自分のトレード手法をお持ちなら、それと組み合わせることで強力なサインとなります!
この記事を読めば、トレードをするうえで必要にして十分なローソク足パターンを知ることができます。
覚えておきたいローソク足のパターン4選
覚えておきたいローソク足のパターンは次の4パターンになります。
では早速ひとつずつ解説していきます。どれもとても簡単で覚えやすいので、サクッと実戦に取り入れてみてくださいね!
パターン1 大陽線・大陰線
「は?」
「そんなこと?」
「当たり前だろ!」
「誰でも知ってるわ!」
という皆様の声が聞こえて来ます・・・
しかし待ってください。これ、本当にすごい強い意味を持ったシグナルなんです。
いや、だからそんなこと知ってるわ!
そうですよね。
でも、いざ自分がトレードしている最中に出現すると意外とスルーしてしまうんです。
大チャンスや、大ピンチを教えてくれる重要な足なのに、なぜか見落としてしまう。
そしてトレードを終え、後になって振り返ってみて初めて気づく。
僕も何度もこんな経験があります・・・。
だからこそ、常に注意深く意識しておかないといけないわけです。
このチャートでは、ずっと抜けることができなかった赤ラインを大陽線で勢い良く抜けています。そしてその後の爆上げです。
こうやって後から見ればはっきり分かるんですが、トレード中はホントに見えないんス・・・。
パターン2 長い上ヒゲ・下ヒゲ
これもまたド定番ですね。
ひ、ひぃぃ〜
待って!
そ、そんなに怒らないで!これも超重要な足なのに、意識しておかないと見落としがちなんですよ!本当に!
ある説によると、人間は目に見えている世界のうち、1000分の1ほどの範囲にしか注意を向けられないそうです。
長い上ヒゲが出現したあと、ダラダラと下降しています。
↓こちらは下ヒゲ。
赤ラインに沿って安値が支えられていたところをいったん割り込みます。
しかし再び持ち直し、結果長い下ヒゲとなりました。
その後、グイっと上昇。
パターン3 上昇トレンド中に高値を更新しなかった
ここでは上昇トレンドを例に話をしていきます。(下降トレンドの場合は逆ですね。)
そもそも上昇トレンドが発生している時というのは、どんどん高値を更新していきます。
というかそもそも我々は、「高値を連続して更新している状態のチャート」を見た時、それをトレンドっぽいと認識するわけです。
そんな中で、高値を更新しなかった足に着目します。
こういう場面です。
こういったポイントは、トレンド中における言わば「息継ぎ点」です。
より安い値段で買っていた人たちが「そろそろ手仕舞うかー」と利益確定の売りを出したり、「もうこれ以上は上がらないだろう」と思う人たちが新規で売ってみたりすることで、上昇の勢いが一旦止まります。相場が一息つくわけです。
ただ反転のサインとしてはそれほど強くないので、ここでトレンドが終わって下落していくかどうかはまだわかりません。
強いトレンドの場合、一息ついた後またグングン上昇することもよくあります。
ただ、いずれにしてもトレンド中にこの足が出たら少し注意レベルを上げてチャートを見るようにしましょう。もしポジションを持っているならなおさらです。
パターン4 上昇トレンド中に前の足の安値を下回る
これは先ほどのパターン3の進化版ですね。
前の足の高値を更新しなかっただけでなく、安値を下回ってしまった状態です。
このような状態です。
こうなると、いよいよ上昇トレンドの終了を疑います。
もちろん、ここからもっと上昇するなんていうことはザラにあります。
相場に絶対はありませんからね。
この画像でもいったん下げてはいるものの、また上昇に転じています。
でももし含み益が出ている状態であれば、そろそろ利確を考えてもいいかもしれません。
まとめ
覚えておくポイントはたった4パターンです。
少ないでしょう?
プライスアクションはもっともっとたくさんのパターンがあるんですが、とりあえず最初はこの4パターンくらいで十分ではないかと僕は考えます。
もちろん他のパターンも覚えていくことによってより有利になると思いますので、慣れた方は勉強してみてください。